レバノン首都爆撃に対する占領地爆撃;10月7日以前のイスラエルの戦争計画の暴露
レバノン・パレスチナ戦争に関する最近の重要な情勢変化として、レバノンのイスラム抵抗組織ヒズボッラーからのシオニストに対する警告メッセージ、シオニスト政権イスラエル占領地に対しレバノンがロケット弾340発を発射したこと、イスラエル占領地の町テルアビブでの警報サイレンの作動、そして2023年10月7日前にシオニスト政権がガザ攻撃を目論んでいた事実をイスラエル第12チャンネルTVが認めたことが挙げられます。
【ParsToday西アジア】ヒズボッラーは、「ベイルート爆撃に対するテルアビブ爆撃」をテーマにした動画を公開し、レバノン首都ベイルートを引き続き標的にすることについて、シオニストに警告しました。
このメッセージの発表と同時に、レバノンのイスラム抵抗勢力は自らの兵器によりテルアビブを何度も狙い撃ちしました。
レバノンから占領地に向けて340発のミサイルが発射
イスラエル軍ラジオは、「24日日曜以来、レバノンからイスラエル領に向けて340発のミサイルが発射され、領内では警報サイレンが500回以上鳴った」と発表しました。
シオニスト筋によりますと、昨日24日から今日25日月曜までの間に、レバノン・イスラム抵抗勢力によるミサイル攻撃の恐怖から、約400万人のシオニスト入植者が占領地内の避難所や秘密のシェルターに身を寄せたということです。
ヨルダン川西岸に対するシオニスト軍の攻撃
パレスチナ人への攻撃の延長として、イスラエル政権は24日日曜、ヨルダン川西岸各地を攻撃し、民間人への銃撃に踏み切りました。この中で、ヨルダン川西岸北部ジェニンではイスラエル側の直接射撃により少なくともパレスチナ民間人2名が殉教したほか、数名のパレスチナ人も身柄を拘束されています。
シオニストに捕らえられた民間人に関する活動を行う人権団体は報告書の中で、「2023年10月以来、ヨルダン川西岸で1万1800人の民間人がシオニスト軍に捕らえられている」と発表しました。
逮捕された者の中には少なくとも775人の子供と435人の女性の名前が含まれています。また、ヨルダン川西岸での情報拡散の弾圧を目的に、イスラエル軍によりジャーナリスト136人が逮捕されました。
パレスチナ難民のテントに海水が侵入
ガザ地区では大雨と同時に、パレスチナ難民のテント内に海水が入り込みました。海水が海岸の一部に流入したため、ガザ南部のデイル・アル・バラとハーンユヌスの海岸にある多数のテントが水没しました。
ガザ市のヤルムーク・キャンプに住む国内避難民は他の国内避難民に比べて決して良い状態にはなく、雨と嵐でテントが破壊されました。
テルアビブで警報サイレンが作動
メフル通信は、「イスラエル占領地の町テルアビブで爆発音が聞こえ、この街で警報サイレンが鳴った」と報じました。
イスラエルの一部メディアも、「テルアビブ地区と中央地区を含むグッシュ・ダン都市圏で数回の強い爆発音が聞こえた」と報じています。
イスラエルのメディアはまた、「数発のミサイル弾が占領地の中心部に着弾した」と報じました。
イスラエル軍ラジオは、レバノンのイスラム抵抗組織ヒズボッラーが4回にわたり17発のミサイルで占領地中心部を狙い撃ちした事実を認めました。
シオニストメディア:「イスラエルは10月7日以前のガザ攻撃を計画」
イスラエルの第12チャンネルTVは、シオニスト政権が2023年10月7日より前にガザへの大規模攻撃に向けて準備、計画していたと報じました。
また、「2023年10月7日の『アクサーの嵐』襲撃作戦の開始前に、イスラエル軍はガザ地区への大規模攻撃とヤヒヤー・シンワル氏を含む、パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスの指導者全員の暗殺を計画していた」としています。
イスラエル第12チャンネルTVの報道は、ハマスが先制作戦によってシオニスト政権軍の計画をすべて台無しにしたことを物語っています。