最高指導者、「イラン国民は、革命記念日の行進でトランプ大統領に回答する」
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イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、「イラン国民は、革命記念日の行進でトランプ大統領に回答する」と語っています。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
2月 07, 2017 19:56 Asia/Tokyo
  • 最高指導者、「イラン国民は、革命記念日の行進でトランプ大統領に回答する」

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、「イラン国民は、革命記念日の行進でトランプ大統領に回答する」と語っています。

1979年2月8日にイラン空軍がホメイニー師に忠誠を誓ったこの歴史的な記念日にあたり、7日火曜、イラン全軍の指揮官を務めるハーメネイー師は、空軍の関係者や司令官と会談しました。

ハーメネイー師はこの会談で、「アメリカのトランプ新大統領は、我々に、オバマ大統領に感謝すべきだと言っているが、なぜ感謝しなければいけないのだろうか? イラクやシリアのISISや戦争のためか、それとも、2009年の大統領選挙の暴動への支援のためだろうか? オバマ大統領は、イラン国民を麻痺させる制裁を加えた。とはいえ、彼が目的を達成することはなく、いかなる敵にも、イラン国民を麻痺させることはできない」と語りました。

さらに、「トランプ大統領は、自分を恐れろと言っているが、イラン国民はそうした発言への答えを、革命記念日(バハマン月22日)の行進で与え、イラン国民が脅迫に対してどのような態度を取るのかを示すだろう」としました。

ハーメネイー師は、「最近政権を握ったトランプ氏に感謝したい。彼のおかげで我々の苦労が減った。この人物の行動により、アメリカの真の姿が暴かれたからだ。我々がこの三十数年間に言い続けてきたこと、つまり、アメリカの統治体制における政治、経済、道徳、社会面での腐敗が、この人物の登場によって明らかになった。そして現在も、5歳の子供を逮捕することで、アメリカの実態がどのようなものであり、アメリカの人権とは何であるかを示している」と強調しました。

1979年のイスラム革命の3日前にあたる2月8日、イラン空軍はテヘランで、イスラム革命の指導者ホメイニー師と会談し、軍事パレードを行うことで、ホメイニー師に忠誠を誓いました。

この出来事は、王制の軍を弱体化させ、革命の勝利が早まるきっかけになりました。