最高指導者のノウルーズのメッセージ、イラン国民のアイデンティティと栄誉の強調
イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、20日月曜に始まったイラン暦1396年を、「抵抗経済、国内の生産と雇用創出」の年と名づけました。
ハーメネイー師は、1396年の始まりに際してメッセージを寄せ、イスラムの預言者ムハンマドの娘、ファーティマの生誕日とノウルーズに際してイランの全ての人々にお祝いを述べ、新しい年が、イラン国民と世界のイスラム教徒にとって、安全と福祉、恩恵を伴った年になるよう祈ると共に、新しい年を「抵抗経済、国内の生産と雇用創出」の年と名づけました。
イラン国民は、イスラム革命の勝利から40年近くの間、多くの脅威や問題を経験してきました。その大部分は、アメリカと西側政府のイラン国民にダメージを与えるための政策によって生み出されたものです。現在も、こうした脅威は終わっていないだけでなく、経済を不安定にすることで、再び立て直されようとしています。
アメリカは、30年以上の間、イランに対してさまざまな制裁を行使しましたが、その結果は、イラン国民の決意を強めただけでした。最高指導者の新年のメッセージは、改めて、この重要な点を強調したものです。最高指導者が指摘したように、この弛まぬ努力や動きは、イラン国民のアイデンティティを浮き彫りにし、イランの栄誉を向上させており、それは昨年のあらゆる場面で明らかであり、敵は世界中で、イラン国民の力と偉大さを認めました。
イラン国民は、このような成功を伴った努力の中で新しい年を迎えました。安全や安定の分野で注目に値する指標を有し、イランの近隣諸国や地域諸国が混乱に巻き込まれている中で、この混乱の多い地域や世界の一方で、イランの安全は特徴的であり、イラン国民は一年を通して恒久的な安全を経験しました。
安定と安全の中でのイランの数々の成功は、多くの圧力や妨害にもかかわらず、イラン国民の前進が留まることはないことを示しました。この特徴は、明らかな発展や成長の基盤となっています。そのため、ハーメネイー師は、イランに対する制裁や圧力の拡大による、敵の経済戦争やその目的を完全に認識することで、常に、経済インフラの強化の重要性と措置と行動への注目の必要性を強調してきました。ハーメネイー師はこれに関して、「消費モデルの改革」、「倍の努力、倍の活動」、「経済のジハード」などのスローガンによって、中期的、長期的な戦略が提起され、成長を伴った抵抗経済のモデルの方向性が明らかにされています。ハーメネイー師はこれにより、イラン暦の1395年を、「抵抗経済、措置と行動」の年と名づけ、今年もまた、再び、その重要な点に触れ、「抵抗経済、国内の生産と雇用創出」の年と名づけました。
恒久的な経済の安定を達成するための方法のひとつは、抵抗経済を続けることです。ハーメネイー師は、このメッセージの中で、実際、経済の安全に関する正しい理解に基づいた明らかなイメージを提示し、この重要な点に注目する必要性を強調し、これまでの措置に注目すると共に、「あらゆる分野において、より具体的で効果的な多くの努力が続けられるべきだ」と語りました。明らかに、経済の強化を怠れば、毎年、複雑になり、強化されている圧力の弊害を受けやすくなるでしょう。
ハーメネイー師がノウルーズのメッセージで触れたように、イスラム革命記念日の行進への国民の自尊心に溢れた参加は、アメリカの大統領の礼を失した態度への回答であり、パレスチナ人への支持を示す世界ゴッツの日の国民の大々的な集会は、イラン国民の気高い目標とアイデンティティを示すものです。このアイデンティティと目標や理念は、将来の大きな目標を達成するためのイラン国民の強い決意を強調するものなのです。