イラン国家安全保障最高評議会、「地域でのアメリカの行動はテロリストを利する」
(last modified Sun, 16 Apr 2017 10:21:52 GMT )
4月 16, 2017 19:21 Asia/Tokyo
  • イラン国家安全保障最高評議会、「地域でのアメリカの行動はテロリストを利する」

イラン国家安全保障最高評議会のシャムハーニー書記が、「アメリカとその一部の同盟国の一方的な行動により、地域における危機収束の政治的な解決策が失敗することになる」と強調しました。

シャムハーニー書記は16日日曜、テヘランでアゼルバイジャン共和国のハサノフ国防大臣と会談し、「アフガニスタンでのアメリカによる特殊な大型爆弾の使用は違法だ」とし、「他国やその国民を爆撃しても、それは決してアメリカの国家的な安全を強化することはなく、逆に地域のテロリストを強化することになるだろう」と述べています。

アメリカ軍は数日前、アフガニスタンでのテロ組織ISISの拠点の爆撃を口実に、大型の特殊爆弾を使用しました。

一方、ハサノフ大臣もこの会談で、テロ組織やタクフィール派を含めたイランとアゼルバイジャンにとっての共通の脅威について触れ、「イランはこの点について貴重な経験を有しており、両国間での緊密な協議によりこれらの脅威への対処に向けた努力がなされるべきだ」と強調しています。