イラン、「テロは危険なウィルスのように国境を通過」
4月 27, 2017 19:47 Asia/Tokyo
イラン国家安全保障最高評議会のシャムハーニー書記が、「テロは、危険なウィルスのように国境を越えている。このため、この悪しき現象との戦いは差別のない連携の取れたアプローチにより行われるべきだ」と語りました。
シャムハーニー書記は27日木曜、ロシアのアレクサンドル・ラヴレンティエフ大統領特使とテヘランで会談し、「ヨーロッパ諸国は、自国の市民の安全を確保するため、一部の地域諸国から資金や兵器を供与されているテロリストのために、武器や兵士を送るのをやめるべきだ」と述べています。
また、シリア、イラン、ロシアの効果的な協力や、シリアにおけるテロ対策に触れ、「イランは常に、シリア危機を政治的な方法によって解決する責務があると考えている」としました。
さらに、「空虚な口実によるシリアへのアメリカの軍事介入は、アフガニスタンやイラクにおける過去の誤った政策の二の舞であり、これは確実にアメリカに再度の敗北をもたらすだけだろう」と語っています。
一方のラブレンテイフ特使も、「ロシアもテロ組織ISISやヌスラ戦線、これらの組織と関係のある組織との戦いを継続する」としました。
ラブレンティフ特使は、シャムハーニー書記と会談するため、27日木曜テヘラン入りしました。
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