イランによる世界の核兵器廃絶の強調
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イラン外務省のデフガーニー国際安全保障政治担当局長が、「核兵器保有国は、核兵器の完全な廃絶に向け、NPT核兵器不拡散条約に沿った取り決めの履行を永遠に回避することはできない」と語っています。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
May 04, 2017 20:30 Asia/Tokyo
  • イランによる世界の核兵器廃絶の強調

イラン外務省のデフガーニー国際安全保障政治担当局長が、「核兵器保有国は、核兵器の完全な廃絶に向け、NPT核兵器不拡散条約に沿った取り決めの履行を永遠に回避することはできない」と語っています。

デフガーニー局長は、3日水曜にオーストリアのウィーンで始まったNPTの再検討会議に向けた準備委員会で、このように発言しました。2週間に渡るこの会議では、NPTの実施が思うように進まず、中東の非核化に関する決議が実施されていない問題や、核の平和利用に向けた国際協力の状況について話し合いが行われています。

 

NPT加盟国は、5年に一度、この条約の運用状況を検討する会議を開催しています。そして、その再検討会議の前には、準備委員会が開催されます。NPTは1970年に発効し、1995年に無期限延長が決定されました。NPTの目的は、非核保有国の核兵器獲得を妨げることに限られず、核兵器の廃絶もまた、それ以上に重要なこの条約の目的でした。

核兵器拝謁の必要性は、NPTの第6条に明記されており、それが実地されるはずでした。実際、核兵器保有国が、核兵器廃絶に関する取り決めを履行していないことが、この条約の最大の問題であり、この問題を解決する必要があります。NPTの本質は、それが世界的なものであることにあります。そのため、核兵器の保有は、どのような理由であろうとも、平和と安全を脅かすものと見なされます。

ウィーンで準備委員会が開催される中、世界に存在する数千個の核弾頭が地球の安全を脅かしています。核兵器の保有国はその上、核兵器を改良するために何十億ドルという資金を費やしています。この中で、シオニスト政権イスラエルは、中東で唯一、核兵器を保有し、地域の安全を危険に晒しています。こうしたことから、デフガーニー局長は、準備委員会で、シオニスト政権を無条件にNPTに加盟させ、その全ての核活動をIAEA国際原子力機関に査察させるためにこの政権に圧力をかけるよう、国際社会に求めたのです。

現在、準備委員会では、さまざまな問題を検討すると共に、NPTの目標が達成されていない原因を明らかにするための機会が生まれています。NPTの実施に多くの問題が存在し、その再検討が遅々として進んでいないため、この条約を十分に運用させることができていません。一方で、核エネルギーの需要の増加と各国の保有の必要性に注目すると、核エネルギーの利用は、核兵器の脅威とは切り離されるべきでしょう。特に、核技術に関する物質や設備の開発途上国への移送に関する制限は、撤廃される必要があります。現在、ウィーンの準備委員会が、この目的の実現に向けてどのような方法を見出すかを見守るべきでしょう。