イスラム社会の現在の問題に関する最高指導者の見解
イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、イスラム教徒の断食月であるラマザーン月の初日、コーランと親しむ会合で、現代の世界と人類の不幸や迷いの原因は、人生の多くの問題に対する誤った回答にあるとしました。
ハーメネイー師は、27日土曜夕方、「神は人間を、互いに対する援助や愛情、つながりのために創造したが、現在、世界のあらゆる場所では、戦争、情勢不安、恐怖、迷いが存在する」と語りました。ハーメネイー師は、こうした問題から救われるためには、コーランの導きが必要だとし、「残念ながら、今日イスラム社会は、他の社会と同じように問題に直面しており、サウジアラビアのような政府の中で、相応しくない人物が、一部のイスラム社会の運命を握っている」と語りました。
サウジアラビアは、イスラム国、聖地の管理国でありなガラ、ここ数年、イスラムの教えに反する動きを見せており、イスラム社会に多くの問題を作り出しています。サウジアラビアは、イスラムやイスラム教徒を擁護するスローガンを叫びながら、敵のために動いており、現在、イスラム教徒の主な敵と協力し、軍事協定を締結しています。
このようなサウジアラビアのアプローチは偽善的なものです。彼らはイスラム共同体の問題を解決するのではなく、シリアでテロリストに協力し、イエメンでは自分たちの政治的な利益のために、この国の罪のない人々を殺害しています。また、バーレーンでは、国民の要求の実現を援護する代わりに、バーレーン政府と協力し、平和的な抗議を弾圧しています。このような政策は、サウジアラビア国内でも見られ、彼らは東部の地域に対し、およそ20日前から軍事攻撃を行っています。
サウジアラビアの国内外の政策は、現在、イスラム世界の敵や不信心者に同調するものです。この国の市民の権利の侵害は、同時に地域の他の国でも、サウジアラビアの協力によって続けられています。概して、イスラム世界の現在の状況は、コーランに示されたイスラムの教えが注目されていないことに起因しています。サウジアラビアは、イスラムの敵と親しくしながら、表面的にはコーランを信じているように装い、何百冊ものコーランを出版しています。しかし実際は、イスラム教徒には何の利益もなく、それどころか、イスラムの教えに反する行動を取っています。イスラムの教えでは統一や連帯が強調されていますが、サウジアラビアはイスラム諸国の政府と国民を対立させています。
サウジアラビアとシオニスト政権イスラエルの協力も、イスラム世界にダメージを与えています。サウジアラビアは、パレスチナ人への支援を強調していますが、その一方で、犯罪者であるイスラエルとも関係を持っています。アメリカのトランプ大統領のサウジアラビア訪問と同時に、テルアビブへの直行便が就航しました。
このように、サウジアラビアの行動を見ると、イスラム世界の利益になるものではありません。イスラム共同体の【共通の】敵であるシオニスト政権やアメリカは、欺瞞的な約束により、サウジアラビアを通して自分たちの政策を推し進めています。アメリカがサウジアラビアを道具として利用していることは、1100億ドルの軍事協定の中に明らかです。このため、ハーメネイー師は、一部の国は、金によってイスラムの敵の親密さを惹きつけることができると考えているとし、「実際、親密さなど存在せず、アメリカ自身も、自分たちは搾取をして最終的には滅ぼすと言っている」と強調しました。