ＥＵ上級代表、「アメリカは核合意を遵守し続ける」

ＥＵのモゲリーニ外務安全保障政策上級代表が、アメリカの現職の大統領が核合意に抗議しているにも拘らず、この国際的な合意は実施されているとしました。

ロイター通信によりますと、モゲリーニ上級代表は、１３日火曜、ノルウェーでのオスロ・フォーラムで行った記者会見で、イランと６ヶ国による核合意に対するアメリカの再検討は、合理的な決定につながり、その決定とは、現在実施されている合意の維持であろう」と語りました。

モゲリーニ上級代表はまた、核の合意から２周年を迎えるにあたって、イランの取り決めの遵守状況に関するＩＡＥＡ国際原子力機関の報告に注目し、「これに関する疑惑は払拭された」と述べました。

さらに、核合意は一つの国のものではなく、国際社会のものであり、ＥＵはこの合意の実施に向け努力している」としました。

オスロ・フォーラムは、イランのザリーフ外務大臣など各国の政府高官や要人が出席し、１３日、オスロで開催されました。