イラン外相と国連特使が、イエメンでの人道上の危機の終結を強調
8月 13, 2017 16:56 Asia/Tokyo
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ザリーフ外務大臣と、国連のシェイクアフメド・イエメン担当特使
イランのザリーフ外務大臣と、国連のシェイクアフメド・イエメン担当特使が、イエメンでの人道上の危機の収束と、その政治的、包括的な解決法の模索を求めました。
シェイクアフメド特使は12日土曜、イランの政府高官との会談を目的にテヘランを訪問し、ザリーフ大臣との会談で最新のイエメン情勢について協議しました。
シェイクアフメド特使はこれ以前に、イラン外務省のジャーベリーアンサーリー・アラブアフリカ担当次官とも会談し、食糧難に直面し全面的に封鎖されているイエメンの人々への人道支援物資の送付や、政治的な協議の再開に向けた方法について話し合いました。
ジャーベリーアンサーリー次官も、「イエメン問題の解決に向けた国連の努力と成功は、紛争の当事者同士の信頼構築に向け、国連が完全な中立を守ることにかかっている」と語っています。
また、シェイクアフメド特使も、「イエメン危機は軍事手段では解決できない」と強調し、イエメン紛争の政治的な解決法の模索と同国での平和の樹立に向けたイランの支援に謝意を表明しました。
イエメンの人道状況は、これまでの2年半にわたるサウジアラビアの軍事攻撃により、ますます深刻化しています。
現在、イエメンでは1日に120人がコレラに感染し、毎日そのうちの1人が死亡しており、さらに40万人以上のコレラ患者が存在しています。
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