イラン外相、「核合意を守り、アメリカの責務不履行を防ぐことが優先事項」
8月 21, 2017 23:10 Asia/Tokyo
イランのザリーフ外務大臣が、核合意の維持と、アメリカの責務不履行を防ぐことは、イランの優先事項だと強調しました。
イランと6カ国による核合意は、昨年1月から実施されていますが、アメリカはこの合意の締結国でありながら、違反しています。
ザリーフ外務大臣は、20日日曜、外相の再任に関して、国会の信任票を得ることに成功し、20日夜、テレビのインタビューで、「イランが代償を支払うことで、アメリカに核合意を違反させてはならない」と語りました。
また、地域の情勢不安についても触れ、「アメリカとシオニスト政権イスラエルなど、その同盟者は、テロ組織を作り出し、支援することで、地域における情勢不安と過激主義を生み出している」と述べました。
さらに、地域は安定を必要としていると強調し、地域諸国は、安全は地域外やほかの国から買えるものではないという信条を持つべきだとしました。
ザリーフ大臣は、イランは、内部から安全保障を生み出している地域で唯一の国だとして、「テロや過激派との戦いは、地域において必須であり、すべての国はそれを守り続けなければならない」と語りました。