イラン原子力庁長官、イランと6カ国の外相会合開催の可能性を指摘
8月 27, 2017 18:48 Asia/Tokyo
イラン原子力庁のサーレヒー長官が、イランと国連安保理常任理事国にドイツを加えた6カ国による外相会合が開催される可能性を指摘しました。
サーレヒー長官は27日日曜、記者会見で、イランのザリーフ外務大臣は、国連総会の傍らでこの外相会合が開催されるための措置を行うことになるだろうとしました。
また、核合意におけるアメリカの約束不履行について、「ザリーフ外務大臣は以前に、IAEA国際原子力機関の天野事務局長とEUのモゲリーニ外務安全保障政策上級代表に、イラン外務省がアメリカの行動への対処を追及していることを示す書簡を送った」と語りました。
さらに、核合意の枠内でイランの軍事施設を査察させようとするアメリカの不適切な要求について、「アメリカは口実を設けることで、核合意に損害を与えようとしている」と述べました。
アメリカのヘイリー国連大使は、今月23日、オーストリアのウィーンでIAEAの天野事務局長と会談したあと、イランが核施設への査察許可を与えていないとするアメリカの以前からの主張をくり返し、イランが核合意のあいまいな点を悪用するのを防ぐとしました。