イラン大統領のニューヨーク訪問
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イラン大統領のニューヨーク訪問
イランのローハーニー大統領が、国連総会に出席するため、アメリカ・ニューヨークに出発しました。 ローハーニー大統領は、20日水曜、国連総会で演説を行うことになっています。
ローハーニー大統領のニューヨーク訪問は、地域や世界レベルで多くの問題が存在し、それぞれの問題を解決するために、一体となった意志や支援が必要とされる中で行われます。西アジアは現在、一部の大国の地域に対する干渉によって、数々の問題を抱えています。この干渉の結果、占領、テロ、暴力が拡大しています。現在、地域諸国は、アフガニスタン、イラク、シリア、イエメン、パレスチナなどの、罪のない多くの人々の死や難民化により、こうした干渉や好戦的な政策の大きな犠牲を支払っています。
ローハーニー大統領は、以前の国連総会の会合で、暴力や戦争のない世界を提案しました。この提案は歓迎され、採択されました。とはいえ、現在、この目的を実現する上で多くの機会が失われています。地域は今も、アメリカの干渉や挑発的な行動を懸念しており、その干渉は、サウジアラビアをはじめとする一部の地域諸国と好戦的な連合を作ることで行われています。残念ながら、大国は、安全の確立を口実に、軍事的な介入や弾圧など、さまざまな手段によって、世界を情勢不安に陥れており、それを拡大しています。
国際秩序を主張する世界の大国は、地域の安全と発展を望んでいるのなら、相互尊重と地域の人々に対する責任の受け入れに基づいて関係を構築すべきです。
国際関係においても、多くの問題が見られますが、その根源は、アメリカの拡張主義にあります。その明らかな例の一つは、核合意後のイランに対するアメリカの妨害です。この妨害は、イランと国際社会が、核合意後に生まれた雰囲気を、関係の拡大に利用しようとしている中で行われています。テロとの戦いに向けた地域の協力と、経済分野におけるイランとの協力は、すべての国の利益になります。イランの原則的なアプローチは、地域諸国の発展の支持と集団の安全保障に基づき、恒久的な秩序の実現に向け、近隣諸国と建設的な協力を行うことです。一方でアメリカは、核合意後の雰囲気を壊し、イランの政治、経済関係に障害を作り出そうとしています。
イランと6カ国の核協議の経験、そして核合意の成立は、対話や建設的な協力、穏健な政策の成功例です。言い換えれば、核合意は、単なる政治的な合意ではありません。危機や問題を平和的に解決するための、建設的な協力に向けた新たなアプローチです。
ローハーニー大統領は、1年前、核合意の法的な取り決め実施におけるアメリカのためらいや消極的な歩みは、戦略的な過ちであり、アメリカが世界における信用を失墜することになったとし、「この過ちは直ちに挽回されるべきだ。なぜなら、国際的な違反行為として、国際社会の抗議を招くことになるからだ」と強調しました。明らかに、今年の国連総会へのローハーニー大統領の出席は、このような立場を強調するものとなるでしょう。