イラン国家安全保障最高評議会書記、「クルド人自治区の住民投票は、イラクの人々の利益に反する」
10月 03, 2017 19:27 Asia/Tokyo
イラン国家安全保障最高評議会のシャムハーニー書記が、「クルド人自治区のイラクからの分離の賛否を問う住民投票の実施は、テロリストを守るという西側やシオニスト政権イスラエル、アラブ諸国の目的の実現を支援するものであり、絶対的に、イラクの人々、特にクルド人の利益に反する」と強調しました。
シャムハーニー書記は、2日月曜、トルコのアカル参謀総長とテヘランで会談し、今回の住民投票の実施というクルド人自治区の責任者の一部のアプローチは無責任だとして、「時期的な、安全保障上の要請を無視し、部族としての目的を追求したことで、地域の最も重要な脅威であるテロとの戦いへの集中の度合いが低くなり、イラクのクルド人自治区に安全保障上の被害的な影響が及ぶことになる」と述べました。
アカル参謀総長もこの会談で、イラクの中央政府に対する強い支持と、イラクの統一を守る必要性を強調し、「イラン、イラク、トルコはともに協力することで、地域における分裂の陰謀を防ぐことになる」としました。
アカル参謀総長は1日日曜、軍事使節団を率いて、テヘラン入りしました。