イラン西部の震災の被災地での救命作業が継続
(last modified Mon, 13 Nov 2017 09:54:42 GMT )
11月 13, 2017 18:54 Asia/Tokyo
  • イラン西部の震災
    イラン西部の震災

強い地震に襲われたイラン西部の被災地で、被災者に避難場所を提供するなどの緊急措置が続けられています。

イラン西部とイラク北部で、現地時間の12日日曜の21時5分ごろ、マグニチュード7.3の強い地震が発生しました。

震源は、イラン西部ケルマーンシャー州に近い、イラク北部の町ハラブチェ市内中心部とされています。

今回の地震は非常に強く、震源から数百キロ離れた複数の州の住民も揺れを感じたということです。

イラン西部の震災

イラン危機管理機関は、今回の地震の死亡者数を328人、負傷者を3950人と発表しています。

イラン西部の震災

当局者の話によりますと、強い揺れが広範囲に拡散していることから、犠牲者の数はさらに増えると見込まれています。

イラン西部の震災

イランのローハーニー大統領は、イラン西部の各州の犠牲者とその遺族全員に対するお悔やみを述べるとともに、「政府は、全力を尽くして被災者を支援する」と語りました。

また、ジャハーンギーリー第1副大統領に対し、瓦礫の下に閉じ込められている人々の救出作業と被災者への支援に向け、あらゆる手段を尽くすよう命じています。

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こうした中、ローハーニー大統領の命令により、イランの保健医療教育大臣、イラン赤新月社の総裁が、大統領府のメンバーで構成される救援チームとともに、西部ケルマーンシャー州の被災地に向かいました。

さらに13日月曜未明、イラン全軍のムーサヴィー司令官の命令により、イラン西部では、被災者のためイランの軍の支援とあらゆる手段が提供されています。