最高指導者、「体制責任者は、被災地での努力を倍増すべきだ」
11月 21, 2017 01:52 Asia/Tokyo
イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、イラン西部ケルマーンシャー州の被災地を訪れ、被災者を慰問しました。
ハーメネイー師は、20日月曜早朝、まず、被災地のサルポレザハーブを訪問し、地震の被害にあった地域を視察しました。
その後、サルポレザハーブの人々のもとを訪れ、しばらく、家族や友人を失った被災者と言葉を交わしました。
ハーメネイー師は、サルポレザハーブの人々の前で、「この地域の人々が、500人もの大切な人を失ったというのは痛ましく悲しい出来事だ」と語りました。
ハーメネイー師は、「体制責任者、特に一部の部門の関係者はこの地震で活躍し、多くの努力を行った。地震直後から、都市には国軍が、農村には革命防衛隊が出動し、瓦礫の下から人々を救い出した。だが、私はこれでは満足していない。さまざまな部門の関係者は、努力を倍増させるべきだ」と語りました。
また、人々に向け、「このような災難が起き、深い悲しみに襲われているときではなく、嬉しい出来事のときに、この町を訪れたかった」としました。
さらに、「勇敢で偉大な人間は、災難に耐え、意志の力によってそれを克服する。そのため、地震は、すべてが破壊され、失うものも大きな災難であるが、人々の忍耐と復興に向けた努力により、その地震を恩恵に変えることができる」と語りました。
ハーメネイー師は、「この災害によってイラン国民は動き出し、全国の人々が、可能な範囲で被災者への支援という責務を履行した」と述べました。
今月12日、イラン西部でマグニチュード7.3の地震が発生しました。
この地震により、437人が死亡、1万203人が負傷しました。