イラン西部の地震被災地の問題に関する会合、最高指導者が出席し、被災地で開催
11月 21, 2017 22:44 Asia/Tokyo
イラン西部の地震被災地の問題について話し合う会合が、イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が出席する中、被災地となったケルマーンシャーで開催されました。
ハーメネイー師は、20日月曜夕方、この会合で、「現在、最優先されるのは、被災者の暮らす場所の確保と被災地の再建、復興だ」と強調しました。
また、被災者の住宅の建設や寒さ対策が急務だとし、「この重大な責務を遂行するためには、しっかりと管理をしながら進めることが不可欠だ」と語りました。
ハーメネイー師は、被災者の苦難や苦労に触れ、「昨日まで、家の中で家族と共に穏やかに暮らしていた人々が、突然、暮らしを失った。そして現在、厳しい寒さの中で、たった一つのテントで暮らしている」と語りました。
さらに、ケルマーンシャー州の被災者に対する体制責任者の責務は非常に重大なものだとし、「地震などの災害の際、発生直後に必要な事柄のひとつは、救助である。この地域では、軍、革命防衛隊、警察が即座に対応したため、救助活動はほぼ容認できる形で行われた」と述べました。
ハーメネイー師は、「被災地が広範囲に渡るため、地震直後に救助が迅速に行われていなかったら、人的被害は現在の何倍にも増加していただろう」と述べました。
ハーメネイー師は、「地震などの災害では、救助の最初の段階で、食料、水、生活必需品、衣服などのニーズの確保が注目されるが、その後の最も重要な段階は、都市や農村の瓦礫の撤去、そして住む場所の確保であり、これは困難な作業だが、必ず、行われるべきだ」と強調しました。