化学兵器禁止機関で、イランの化学兵器被害者の作品展が開催
12月 03, 2017 21:00 Asia/Tokyo
「アーモンドの香り」と題する、イランの化学兵器の被害者による作品の展示会が、オランダ・ハーグの化学兵器禁止機関で開催されています。
タスニーム通信によりますと、ハーグでの化学兵器禁止機関締約国会議の開催と同時に、イランの化学兵器の被害者は、化学兵器の生産と使用の禁止を訴える作品の展示会を開催しました。
この展示会は、化学兵器禁止機関締約国会議の参加者の注目を受けており、化学兵器禁止機関のウズムジュ事務局長などの要人がこの展示会を視察しました。
2015年に化学兵器禁止機関の賞を受賞したリーズ大学のAlastair Hay教授も、この展示会を視察し、「この展示会への芸術家の参加は大変驚くべきもので、イランの芸術家は、化学兵器の被害者がどのような危険に脅かされるかというストーリーを、よい形で物語っている」と語りました。
テヘランの平和博物館に展示されているイラン全国から送られた、100人の芸術家の154作品のうち、18点がテヘランの芸術大学の審査員によって選ばれ、この展示会で展示されました。