アメリカ国連大使の反イランのプロパガンダ
アメリカのヘイリー国連大使が、アメリカ議会の核合意に関する審議の期限終了と同時に、トランプ大統領のベイトルモガッダス・エルサレムに関する決定への世界の怒りと、アメリカの武器によるイエメン人の女性や子供の殺害から世論の注目をそらすため、「イランはイエメンにミサイルを供与している」と主張しました。
ヘイリー大使は、14日木曜、ニューヨークの国連本部で記者会見し、11月の初めにイエメンからサウジアラビアのリヤドに発射されたミサイルの残骸を示し、「イランはイエメンのシーア派組織フーシ派に武器を供与している」と主張しました。ヘイリー大使はその後、核合意にも触れ、「この合意は、イランの核活動のみに限定されたものではない」と主張しました。
イランのホシュルー大使は、アメリカのイランに対する新たな挑発行為を示す、このヘイリー大使の発言の直後、声明の中で、「アメリカの非難は、根拠がなく無責任で挑発的かつ破壊的なものだ」と強調しました。
トランプ大統領は、西アジアで破壊的な目的を追求するために、国際世論を欺こうとしています。このようなやり方は、ブッシュ政権時代にも見られました。2003年、ブッシュ政権は、イラクにおける大量破壊兵器の存在について偽りの情報を根拠に、イラク侵攻の下地を整えました。しかし、この占領の結果は、アメリカにとって屈辱的なものでした。
トランプ政権は、シオニストやサウジアラビアと役割を分担し、イランを根拠のない問題で非難することで、自分たちの目的を推し進めています。アメリカは、地域問題において、イランの役割を破壊的なものに見せようとしており、この中で、サウジアラビアとシオニストは、地域の事実をさかさまに示そうとしています。
アメリカのジャーナリスト、ジョン・アラボシスは、14日夜、ヘイリー大使の主張に対し、「ヘイリー大使のイランに関する主張を信じるための証拠は存在しない。ヘイリー大使は、病的な嘘つきであるトランプ大統領の代表者だ」と語りました。
アメリカは、イランをイエメンへの武器供与で非難していますが、イエメンは2015年から、サウジアラビアによるアメリカ製の武器の実験場となっています。サウジアラビアの連合軍は、3年近くもの間、アメリカ製の武器によってイエメンの人々を殺害しています。この問題、そして、トランプ大統領によるベイトルモガッダス・エルサレムに対する陰謀などは、西アジアの現在の事実です。そしてアメリカ政府が、それらの事実に直接関与しています。このような状況の中で、ヘイリー大使の反イラン発言は、こうした事実から世論の目をそらすためものだと言えるのです。