イラン最高指導者顧問、「イランはパレスチナ人のインティファーダ運動を力強く支持」
(last modified Thu, 21 Dec 2017 11:14:25 GMT )
12月 21, 2017 20:14 Asia/Tokyo
  • イランのヴェラーヤティー国際問題担当最高指導者顧問
    イランのヴェラーヤティー国際問題担当最高指導者顧問

イランのヴェラーヤティー国際問題担当最高指導者顧問が、「イランは、パレスチナ人の抵抗運動インティファーダと、最近のアメリカ大統領の決定への抗議を目的に街頭に出た人々の行動を力強く支持する」と語りました。

ヴェラーヤティー顧問は20日水曜、アルアーラム・チャンネルのインタビューで、聖地ベイトルモガッダスをシオニスト政権イスラエルの首都に認定するという、アメリカのトランプ大統領の表明に反応するとともに、パレスチナ人のインティファーダに対するイランの絶大な支持を強調し、「トランプ大統領の行動は、大悪魔としてのアメリカの行動のひとつであり、シオニスト政権はこれを第2のバルフォア宣言だとしている」と述べています。

バルフォア宣言

 

バルフォア宣言は1917年、当時のイギリス外務大臣アーサー・バルフォアが、ユダヤ系貴族院議員のウォルター・ロスチャイルドに向けて書いたものです。

この文書に基づき、イギリスや国際的なシオニズム運動の指導者らは、パレスチナにおけるユダヤ人の政権の成立を支持することを約束しました。

ヴェラーヤティー顧問はまた、「イスラム諸国は、第2のバルフォア宣言を決して容認しない」とし、「アラブ諸国の一部の政権は、シオニストの見解やアメリカの計画の支持を支えにしているが、現状において、そのほかのイスラム諸国と共に、この行動を非難せざるを得なくなった」と述べています。

さらに、「イラン、イラク、シリア、レバノン、パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスや、パレスチナ・イスラム聖戦運動を含む抵抗戦線は、シオニストと彼らの拡張主義に対抗しており、最終的にはパレスチナ人が勝利する」としました。

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