2月 13, 2018 17:54 Asia/Tokyo
  • テヘランの大気汚染
    テヘランの大気汚染

テヘラン副市長と、イラン駐在日本大使が、テヘランの大気中の汚染物質濃度をモニタリングする自動測定機の確保と設置に関して協力する契約に調印しました。

IRIB通信によりますと、プールセイエドアーガーイー・テヘラン運輸担当副市長は12日月曜、テヘランで行われたこの契約文書の調印式で、「このプロジェクトは、4年間かけて実施され、日本の専門家がテヘランの大気汚染管理会社の専門家および、テヘラン州環境局と協力することになっている」と語りました。

また、「イランにおけるこのプロジェクトの実施者は、テヘラン市役所の管轄下にあるテヘラン大気汚染管理会社であり、日本側の実施者はJICA国際協力機構である」と述べています。

JICAは、技術協力、有償資金協力(円借款)、無償資金協力の援助手法を一元的に担う、総合的なODA政府開発援助の実施機関です。

プールセイエドアーガーイー副市長はまた、「JICAは、イランをはじめとする発展途上国において、自然環境分野での複数のプロジェクトを実施中である」とし、「イランとJICAの協力の歴史は、1996年にさかのぼり、これは初の大気汚染対策としてガソリンの品質基準を引き上げるというものだった」としました。

一方、テヘラン駐在の小林日本大使もこの式典で、「大気汚染緩和の分野での日本とイランの協力プロジェクトは、正式な開発援助という枠組みで行われる」とし、「このプロジェクトでは、日本人の専門家は大気汚染緩和の分野での自らの知識と経験をイラン側の専門家に移転する」と語っています。

 

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