イメージが語るイラン
北西部タブリーズ市のキャブード・モスク
4月 18, 2020 00:15 Asia/Tokyo
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タブリーズ市のキャブード・モスク
イラン北西部タブリーズ市にあるキャブード・モスクは、イランで歴史あるモスクの一つとされています。
このモスクの歴史は、14世紀から15世紀のトルコ系のイスラム王朝カラコユンル「黒羊朝」の統治時代にさかのぼります。このモスクは、ジャハーンシャー・ブン・シャーユーソフの命により建設され、このモスクが誇る大きなドームは、イルハン朝時代のレンガ作りの建築の中で最も壮麗なものとされています。
キャブード・モスクは、「イスラムのトルコ石」として知られており、トルコブルーや瑠璃色のタイルが施されています。このモスクに使われている化粧タイルは、まさに紺碧の空や大海を思わせるスカイブルーとなっています。
このモスクの大きな境内は正方形であり、その中央には池が存在します。
なお、このモスクの瑠璃色のタイルの間には、黒や白のタイルも見られます。こうした配色面でのコントラストや補色関係が規則正しく配列されており、モスク内に足を踏み入れると、ほかに例を見ないイラン・イスラム建築の醍醐味を味わうことができるのです。










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