イラン外務省報道官、「イランとヨーロッパは数十年前から対話を行ってきた」
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イラン外務省のガーセミー報道官
イラン外務省のガーセミー報道官が、イランとヨーロッパは、数十年前から対話や意見交換を行ってきたとし、「イランとヨーロッパの間には、互いの見解を聞き、意見を交換し、話し合いを行う上で何の障害もない」と述べました。
イルナー通信によりますと、ガーセミー報道官は、3日土曜夜、イランとヨーロッパが地域問題についての協議の新ラウンドに入るとした一部の報道について、「あらゆる対話が、特別な意味での協議を指すわけではない」と語りました。
ガーセミー報道官は、「2月16日から18日まで開催されたミュンヘン安全保障会議の傍らで、イランのアラーグチー外務次官とヨーロッパ数カ国(イタリア、フランス、イギリス、ドイツ)の外務次官が、イエメンの非常に深刻な状況を理由に、この国の問題を中心に協議を行った」と語りました。
さらに、「イランは常に、外交的な接触において、イエメンの戦争や攻撃の終結、治安の回復、人々への支援の移送に向けて努めてきた。こうした外交活動の結果が、イエメンの罪のない人々の苦痛の緩和につながるよう望んでいる」と述べました。
サウジアラビアは、アメリカの支援を受け、2015年3月からイエメンを攻撃し、陸、空、海から封鎖しています。
この攻撃で、1万3000人以上のイエメン人が死亡、数万人が負傷しています。
ガーセミー報道官は、「イランとヨーロッパの対話は目新しい問題ではないが、最近の一部の西側メディアの報道とは何の関係もなく、今後もそれは変わらない」と強調しました。
ロイター通信をはじめとする西側メディアは、アメリカのトランプ大統領の核合意に関する決定の期日が近づく中で、ヨーロッパ諸国が、地域におけるイランの役割に関して、イランの政府高官との協議を開始したと報じました。
トランプ大統領は、1月12日、イランに対する核関連の制裁の停止を延長しましたが、その際、ヨーロッパ諸国に対し、トランプ大統領の要請に沿った形で核合意が修正されなければ、120日後の期限の際には、制裁の停止を延長せず、核合意から離脱すると警告していました。
トランプ大統領は核合意を破棄しようとしていますが、世界はこの決定に反対しています。