イラン外相、「フランスとドイツの首脳が、トランプ大統領を説得できるよう望んでいる」
4月 24, 2018 18:31 Asia/Tokyo
イランのザリーフ外務大臣が、フランスとドイツの首脳のアメリカ訪問に触れ、「マクロン大統領とメルケル首相が、核合意に関してトランプ大統領を説得できるよう望んでいる」と強調しました。
フランスのマクロン大統領は24日火曜に、ドイツのメルケル首相は27日金曜に、ワシントンでトランプ大統領と会談することになっています。
ザリーフ外相はニューヨークで、NPRのインタビューに応じ、「マクロン大統領、そしてメルケル首相が、アメリカ訪問の機会を利用し、核合意は現在の形のままでも十分、アメリカと国際社会の利益になるものだということをトランプ大統領に理解させることができるよう望んでいる」と語りました。
ザリーフ外相は23日月曜、国連でベルギーのレインダース外務大臣と会談した後、「イランは、核合意のすべての取り決めを正しく履行しており、ヨーロッパは、アメリカに対し、新たな主張を行うのではなく、自分たちの取り決めを履行させるべきだ」と述べました。
トランプ大統領は、議会の法に基づき、5月12日までにイランの核関連の制裁停止を延長するか否かについて決定を下すことになっています。
トランプ大統領は核合意の修正を求め、この合意が変更されなければ、アメリカは離脱すると警告しています。
イランと6カ国の核合意は2016年1月から実施されていますが、アメリカ政府はこの合意に常に違反しています。