ＮＰＴ再検討会議・準備委員会で、大半が核合意を支持

ＮＰＴ核兵器不拡散条約再検討会議の準備委員会会合で、参加国の大半がイランと６カ国による核合意を支持しました。

ロシア・イタルタス通信によりますと、ロシア外務省は５日土曜、声明を発表し、４日金曜にスイス・ジュネーブで閉幕した、２０２０年のＮＰＴ再検討会議の準備委員会の参加国は、核合意を核兵器不拡散に向けた基本的な要素であり、世界の安全保障の一般的な強化であるとして、この合意の完全な実施と維持を強調した」と表明しています。

ロシア外務省の ウラジミール・エルマコフ軍事戦略部長によれば、今回の会合に参加した１２０カ国以上が、核合意を支持するロシアと中国の声明に同意したということです。

ロシアと中国は、１週間前に、今回の会合の開催と同時に核合意を支持する共同声明を発表しました。

こうした中、ロシア外務省のザハロワ報道官は６日日曜、モスクワでメディアのインタビューに対し、核合意からのアメリカの一方的な離脱は国際法規への違反であり、世界の安全保障の強化につながらないと述べています。