イラン外相、「パレスチナ人女性救急隊員の殉教により、シオニストの恥辱が増大」
6月 03, 2018 17:28 Asia/Tokyo
イランのザリーフ外務大臣が、「パレスチナ・ガザ地区でのパレスチナ人女性救急隊員の殉教は、シオニスト政権イスラエルの恥の上塗りだ」と語りました。
イルナー通信によりますと、ザリーフ外相はツイッター上のメッセージにおいて、シオニストによるパレスチナ人虐殺を非難する国連決議に、アメリカが拒否権を行使したことに触れ、「イラン国民に対し、シオニスト政権が愚鈍なメッセージを送ると同時に、シオニストを支持するアメリカが、防衛手段を持たないパレスチナ人抗議者に対する武器の使用の非難決議に拒否権を行使した一方で、負傷者の調査をしていたパレスチナ人救急隊員がシオニスト政権の銃撃により負傷、殉教したが、このことは恥の上塗りも甚だしい」と述べています。
1日金曜、被占領地ガザ地区で、「祖国帰還の権利」をスローガンとした抗議行進で支援活動をしていたパレスチナ人女性の救急隊員ラザン・アルナッジャールさんが、シオニスト政権軍の銃撃により殉教しました。
同日、クウェートが提案した被占領地でのシオニスト政権の犯罪調査を求める決議案が、賛成11票を得たにもかかわらず、アメリカが拒否権を行使したことから安保理での採択にはいたりませんでした。
シオニスト政権は、アメリカ政府の支持を得て、一部のアラブ諸国の妥協策のもと、パレスチナ人虐殺を拡大しており、特にこの数日、ガザ地区はシオニストによるパレスチナ人の虐殺の現場となっています。