イラン外相、「イランはアメリカの制裁によって、地域政策を変更しない」
8月 14, 2018 16:02 Asia/Tokyo
イランのザリーフ外務大臣が、「イラン政府は、アメリカの制裁や脅迫によって、地域政策を変更しない」と強調しました。
ザリーフ外相は、13日月曜に発表されたアルジャジーラテレビのインタビューで、イランとの協議に関するアメリカの提案に触れ、「イラン政府は、脅迫によってアメリカと協議を行うことはない。イランとの無条件の協議に関するトランプ大統領の提案は、単なるプロパガンダだ」と語りました。
ザリーフ外相は、「アメリカとの対話は、アメリカが他国と敬意を持って話し、制裁を解除した後に開始される」と述べました。
さらに、イランのミサイル能力は抑止的な側面を持つものだと強調し、「イランは、防衛目的のミサイル計画に関して他国と協議するつもりはない。なぜなら、それはいずれの国にとっても脅威ではないからだ」と語りました。
また、イランに対する“アラブ版NATO”結成の構想は、実を結ぶことのない政策で、幻想の繰り返しだとし、サウジアラビアのイエメン攻撃に触れ、「サウジアラビアは、イエメンで犯罪的な政策を行っており、アラブ諸国は沈黙と武器によってそれに加担している」と語りました。
ザリーフ外相は、アメリカのトルコに対する新たな制裁についても、「イランはトルコを完全に支持する」と述べました。
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