アメリカの上級外交官が、イラン国民への侮辱行為に関して後悔
9月 01, 2018 19:53 Asia/Tokyo
イランとの核協議で、アメリカ代表団として協議を主導したウェンディ・シャーマン氏が、過去にイランに対して行った自らの侮辱的な発言に対する後悔の念を示しました。
シャーマン氏は、CBSニュースのインタビュー、「過去に自分が、イラン人のDNAの一部には欺瞞行為が組み込まれている、と発言したことに対して後悔している」と語っています。
また、「この発言は、アメリカの一上院議員の質疑に対する答えとして行ったもので、自分は今なおこの発言を悔やんでいる」と述べました。
シャーマン氏は、アメリカの国務次官を歴任するとともに、核協議でアメリカ代表団の団長を務めました。
また、2013年にはアメリカ上院外交委員会で、公然とイラン国民に対する侮辱的な発言を行い、欺瞞行為はイラン人のDNAの一部だ、と述べています。
シャーマン氏はこの数ヶ月、アメリカのトランプ大統領による、イランや核合意に対する政策への主だった批判者の1人であり、同大統領の核合意離脱を誤った行為だとしています。
トランプ大統領は、今年の5月8日に核合意から離脱していますが、この行動はアメリカ国内外でで強く非難されています。
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