在日本イラン大使館、「イランの人々は、過去、現在、未来を忘れない」
(last modified Thu, 06 Sep 2018 09:58:17 GMT )
9月 06, 2018 18:58 Asia/Tokyo
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    在日本イラン大使館

在日本イラン大使館が、ツイッターで、65年前の日章丸事件に触れ、「イランの人々は、過去、現在、未来を忘れない」としました。

IRIB通信が東京から伝えたところによりますと、在日本イラン大使館は、6日木曜、日本語でツイートし、「65年前にイランがイギリスの制裁を受けた際、出光興産が極秘裏にタンカー・日章丸をイランに派遣してイランの政府と国民の味方であることを示した」としました。

また、「歴史は繰り返されるのか?」と疑問を提起し、「イラン国民は、過去、現在、未来を忘れない」としました。

 

在日本イラン大使館のツイート

 

1951年にイランが石油国有化を宣言した後、アメリカとイギリスがイランに対して制裁を行使し、イギリスは声明の中で、「イランから原油を購入すれば、イギリスはその国に反した措置を講じることができる」としました。

この中で、日本の出光興産は、イギリスの攻撃を受け、タンカーが沈没し、会社が倒産するリスクがあったにも拘わらず、イランの人々を支援し、日本とイランの友好関係を維持するため、アバダンにタンカーを派遣し、イランからの石油を日本に届けました

この時期の出来事で興味深いのは、出光興産の出光佐三社長がタンカーの乗組員に送った書簡です。

そこには、「イランの人々は勇敢にイギリスに抵抗している。日章丸はイランを支援すべきだ」と記されています。

日章丸はアバダンでイランの人々の歓迎を受け、イギリスは、積荷の所有権を主張して出光を東京地裁に提訴しましたが、結局、後に提訴を取り下げました。

この出来事がきっかけで、イランの人々は日本に対してよいイメージを抱いています。

 

日章丸

 

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