シーア派3代目イマーム・ホサインの殉教日、アーシュラーの追悼行事が実施
9月 20, 2018 15:46 Asia/Tokyo
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シーア派3代目イマーム・ホサインの殉教日、アーシュラーの追悼行事が実施
イラン全国をはじめ、一部のイスラム諸国で、シーア派3代目イマーム・ホサインの殉教日アーシュラーの追悼行事が実施されています。
20日木曜は、イマーム・ホサインの殉教日であるイスラム暦モハッラム月10日です。
イマーム・ホサインは、教友や親族数十人とともに、西暦680年のイスラム暦のこの日に、ウマイヤ朝の暴君ヤズィードの軍勢との不均衡な戦いの中で、57歳で現在のイラクにあるカルバラで殉教しました。
イマーム・ホサインは殉教する前に、自身の行動の目的は、勧善懲悪を実施し、圧制や暴虐に立ち向かうことであると明言しています。
神によりこの崇高な使命を託されたイマーム・ホサインは、これを遂行すべく、イスラム暦のこの日の正午に、教友らとともに正午の礼拝を行った後、殉教しました。

イランの人々は、この日の前夜や昼に、モスクなどの宗教施設に集まり、追悼行事を行います。
この日に行われる行事の重要なものには、哀歌の朗誦や、胸をたたいたり、鎖の束で自分の体をたたく「ザンジール・ザニー」という行為、イマーム・ホサインの人物に関する講演などがあります。
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