Pars Today
イラン・イスラム革命最高指導者のハーメネイー師はイラク国民に宛てた親書の中で、先月行われたシーア派行事・アルバインにあたってイラク国民が示したもてなしに謝意を示しました。
イランの大学教授が、シーア派3代目イマーム・フセインのメッセージはイスラム教徒だけでなく、全人類および自由を愛する世界中の人々にも向けられていると指摘し、「だからこそ、アルバインのメッセージには浸透能力がある」と述べました。
シーア派行事・アルバインの25日、テヘラン市内のイラン・イスラム革命最高指導者事務所でもハーメネイー師出席のもと、大学生らによる追悼行事が開かれました。
あるロシア人ジャーナリストによれば、シーア派3代目イマーム・ホサインの殉教40日忌・アルバイン(=アラビア語で40の意)は、抑圧され苦しむ人々を救うために神に立ち返るというイスラム教徒の魂の中にある覚悟に深く関わっているとされています。
イラン西部ロレスターン大学の学長が、「シーア派3代目イマーム・ホサインの殉教40日忌・アルバインで行われるこのイマームの追悼行事は、イスラム世界の団結が集約されたものである」と語りました。
アメリカの哲学者チャールズ・タリアフェロ氏は、世界の正義を求める人々にインスピレーションを与える存在として、イスラム教預言者ムハンマドの孫であるシーア派3代目イマーム・ホセインの名前を挙げました。
今月16日は、7世紀にシーア派3代目イマーム・フセインが殉教した日「アーシューラー」でした。イラン国内でもフセインを追悼する様々な行事が開かれました。その表情を紹介します。
イスラム教の預言者ムハンマドの孫で、シーア派3代目イマームのフセインは生前こう語りました。「私は陰謀や不正、圧制に立ち向かって蜂起したのではない。父祖たち(=ムハンマドの家系)の共同体の改革のために立ち上がったのだ」
パキスタンのザルダリ大統領とシャリフ首相は、イスラム教第3代イマーム・フセインを追悼する行事・アーシューラ―の時期が到来したことにちなみ発表したメッセージにおいて、イマーム・フセインが蜂起の際に掲げていた神聖かつ道徳的な理想を強調しました。
6日水曜は、イスラム歴1445年サファル月20日にあたり、イスラム教シーア派の行事・アルバイン(アラビア語で数字の40の意)の日でした。