イラン最高指導者「今日の世界では抵抗の戦線と圧制の戦線が対峙している」
(last modified Mon, 26 Aug 2024 06:45:45 GMT )
8月 26, 2024 15:45 Asia/Tokyo
  • イラン・イスラム革命最高指導者事務所でもハーメネイー師
    イラン・イスラム革命最高指導者事務所でもハーメネイー師

シーア派行事・アルバインの25日、テヘラン市内のイラン・イスラム革命最高指導者事務所でもハーメネイー師出席のもと、大学生らによる追悼行事が開かれました。

【ParsTodayイラン】行事ではシーア派3代目イマーム・フセインの追悼歌の朗唱や演説が行われた後、ハーメネイー師を導師として昼の集団礼拝が行われました。

ハーメネイー師は礼拝の合間の演説で、イマーム・フセインによる抵抗の戦線と(フセインを殺害した)ウマイヤ朝カリフ・ヤズィードによる圧制の戦線の闘いは現在も続いているとし、その闘い方は時代状況によって異なることを強調し、

「イラン・イスラム革命は若者たちに対して機会と活躍の場を大きく広げた。計画を立て、自分の役割を正しく認識することでこの機会を生かし、革命の最終目標の実現に向けて必要かつ時宜を得た行動をとることで、進歩や解放の基礎を築かなければならない」

と述べました。また、イマーム・フセインがヤズィードに対して蜂起したことは、「圧制に対する抵抗」だったとし、

「抵抗の戦線と圧制の戦線の対峙の仕方は時代状況によって異なる。剣と槍で戦っていた時代と核や人工知能の時代では異なるし、詩やハディースによる伝達の時代とインターネットや量子の時代とでは異なる」

と述べました。

また、抵抗の務めも学生時代と社会で責任を負う立場になってからとでも異なるとし、

「圧制に対する抵抗は常に武器によるものとは限らない。正しく考え、語り、認識し、自らの役割を知り、正確に目標を叩く必要がある」

としました。

そして、このような方針で活動していれば、人生の意義や目標が見えてくるとし、

「若者たちは、イスラム革命によって活躍の場が大きく開かれた今の時代の価値を知るべきだ。しっかりと計画を立て、調べ、コーランに親しみ日常的にひもとくことで正しい考え方を得、しかるべき時に行動を起こさなければならない」

 

「その行動は、ある時は大学において意義を発揮するだろうし、ある時は社会において、ある時は政治の場において必要となるだろう。また、(イマーム・フセインが眠る)イラク・カルバラーやパレスチナのためにも必要となる場合もあるだろう」

と語りました。

 


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