イラン、「パキスタンとの対テロリスト合同作戦に向けた用意がある」
イランイスラム革命防衛隊陸軍のパークプール司令官が、同国南東部にてイランの軍関係者複数名が拉致されたことに触れ、「イランは、拉致加害者に対するパキスタン軍とのあらゆる形での合同作戦、ならびに拉致された者たちの解放に向けた用意がある」と語りました。
15日月曜、イラン南東部スィースターンバルーチェスターン州にある、パキスタンとの国境都市ミールジャーヴェの国境検問所に配備されていた複数の国境警備隊員が、テロリストにより拉致されました。
パークプール司令官は16日火曜、IRIB通信の取材に対し、「テロリストは、パキスタン領内に拠点を有している」とし、「パキスタン軍への連絡・コンタクトにより、同軍に対し拉致加害者の身柄の引渡しと被害者の安全確保、そしてこの件に関する同軍の責務遂行を求めた」と述べました。
また、「テロリストは、過去半年間に何度もパキスタン領内からイランの国境検問所を襲撃している」としました。
イラン外務省の西アジア担当外相補佐官は16日、駐イラン・パキスタン大使に対し、「パキスタン政府に対し早急のテロリスト逮捕要請を伝え、その措置の結果をイラン政府に通達するよう求める」と語りました。
こうした中、パキスタン外務省のファイサル報道官は16日午後、ミールジャーヴェで発生したイラン国境警備隊員の拉致事件について懸念を示すとともに、「パキスタンとイランの軍は、現在この件を追及し協力している。パキスタン政府はイランへの支援に向け、いかなる措置も惜しまない」と述べました。
ラジオ日本語のフェイスブックやユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://www.facebook.com/ParsTodayJapanese
http://youtube.com/channel/UCXfX6KY7mZURIhUWKnKmrEQ
https://twitter.com/parstodayj