イラン外相、「米の制裁がイランを協議のテーブルに着かせることはない」
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イランのザリーフ外相
イランのザリーフ外相が、「アメリカによる制裁は、イランを協議のテーブルに着かせるものではなく、逆にイランの抵抗力を強めることになる」と語りました。
ザリーフ外相は、19日月曜付けのイギリスの新聞ガーディアンのインタビューで、「イラン国民は、決してアメリカの圧力に屈しない」と述べています。
また、「アメリカによる一連の制裁は、イランへの人道関連の品目の搬入を狙ったものではない」とした同国のポンペオ国務長官の発言を否定し、「制裁は、食料や医薬品の搬入に深刻な問題を引き起こしている」としました。
さらに、特別目的事業体SPVの設立に向けたヨーロッパの行動の進捗が遅延していることに不満を示し、「ヨーロッパは核合意に対し政治的な約束を与えたが、残念ながら実際の行動の面では非常に遅々としている」と語っています。
ザリーフ外相は、19日にテヘランで行われたイギリスのハント外相との会談にも触れ、「ハント外相は、イギリスが核合意を今後も遵守すると約束したが、これに関する現実的な行動が見られるべきだ」としました。
また、イエメンでの人道状況の危機は悪夢だとし、「サウジアラビア主導のアラブ連合軍が機会を与えれば、イエメン国民も協議の場に参加する用意がある」と語っています。
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