イランのスンニー派指導者、「イスラエルによるパレスチナ占領は、地域の情勢不安の元凶
(last modified Sat, 16 Feb 2019 11:28:02 GMT )
2月 16, 2019 20:28 Asia/Tokyo
  • イランの著名なスンニー派指導者
    イランの著名なスンニー派指導者

イランの著名なスンニー派指導者で、同国南東部の都市ザーヘダーンの神学校学長を務めるイスマーイールゼヒー師が、最近ポーランド・ワルシャワで開催された中東の安全保障をテーマにした国際会議に言及し、「世界の情勢不安や過激な行動の全ては、シオニスト政権イスラエルによるパレスチナ占領に端を発している」と指摘しました。

イルナー通信によりますと、イスマーイールゼヒー師は16日、イラン南西部スィースターンバルーチェスターン州の州都ザーヘダーンで行われた金曜集団礼拝で説教し、「西側の複数の大国には、世界で起こっている全ての問題や過激な行動の元凶が、イスラエルによるパレスチナ占領にあることに気づいてもらいたい。イスラム教徒による過激なテロ行為の多くは、パレスチナ占領に端を発している」と述べました。

また、「今日、過激派やテロは非常に危険な現象となり世界の安全を脅かしている。世界の超大国が真に世界平和やテロ対策を追求するなら、このような危険な現象への対処が戦争や爆撃ではなく、パレスチナ国民を初め抑圧された諸国民の権利が尊重されるべきことに気づく必要がある」としました。

さらに、「アメリカの政府関係者は、中東に平和を実現する唯一の方策がパレスチナの開放、そしてパレスチナ人の権利遵守であることを知るべきだ」と語りました。

同師はまた、アメリカによる対イラン制裁は圧政的と批判し、「イラン国民は、このような制裁による諸問題を押し付けられているがために抑圧された状態に置かれている」と述べました。

最後に、今週イラン南東部で27人の殉教者を出した、国境警備隊を乗せたバスに対するテロを強く非難しました。

 

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