イラン最高指導者、「一部のイスラム諸国の首脳は米とイスラエルの下僕」
イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が15日月曜、国際コーランコンテストの参加者らと会談し、「一部のイスラム諸国の首脳はコーランの指示にそって行動せず、アメリカとシオニスト政権イスラエルの下僕になっている」と非難しました。
ハーメネイー師はこの会談で、「コーランに書かれている内容を実行することは、威信や幸福、進歩、力、団結、世界でも魅力的な生活様式、来世の幸福の下地となる」とし、「一部のイスラム諸国の首脳は、シリアやイエメンでの戦争やイスラム教徒の殺害、対立の下地を作っている」と指摘しました。
また、「イスラム共同体や人類が抱える問題の多くは、コーランの教えを実行しないことに原因がある」とし、「今日、神のご加護により、イランでは特に若者をはじめ人々の間でコーランの知識の習得への傾向が日々高まっている。そして、こうした傾向こそは(イラン)イスラム体制の威信や力、幸福の源となるだろう」と語りかけました。
さらに、最も敬虔な人間としての地位にある殉教者に触れ、「我々の殉教者は、イラン国民にたくさんの教訓を与えている。その典型的な例は、大勢の人々が最近の洪水被災地に対する支援のために動いていることだ」と強調しました。
ハーメネイー師はまた、イランへの敵対行為にも触れ、「イランイスラム共和制に対する敵対やその度合いは過去より増したように思われる。だが、このような行動は、イランに対する敵の行動の最終手段なのである」と述べました。
そして、「敵がイラン国民に対し、さらに過激な行動をとり、コーランを守り抜くイラン国民に憤慨しようとも、イラン国民は益々強くあり、コーランをさらに頼りとするだろう」と語りました。
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