駐仏新イラン大使、「欧州は核合意の取り決めを実施していない」
4月 28, 2019 20:04 Asia/Tokyo
在フランス・ガーセミー新イラン大使が、「ヨーロッパは、今なおイランとの間に取り交わした核合意の取り決めを実施できていない」と語りました。
IRIB通信によりますと、ガーセミー大使は27日土曜、フランス・パリにある政治研究所の国際安全保障学科の学生らを前に、「IAEA国際原子力機関は、これまでに14回にわたってイランの核合意遵守の事実を認めている」とし、「ヨーロッパは一刻も早く、核合意によるイランの経済的な利益確保に必要な方策を保障すべきだ」と述べています。
また、アメリカが違法に核合意から離脱したことにも触れ、「アメリカは、安保理決議に違反したのみならず、そのほかの諸国に対してもこの決議や国際的な取り決めへの違反を促している」としました。
イギリス、フランス、ドイツはアメリカの核合意離脱後、イランの経済的な利益の確保によりこの合意を維持すると約束しました。
しかし、これらの国はアメリカの行動に政治的、また口頭上では対抗したものの、これまでにこの合意の維持に向けた約束した具体的な行動を実施できていません。
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