イラン外務省報道官、「米中の貿易戦争はある種の経済テロ」
6月 04, 2019 16:18 Asia/Tokyo
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イラン外務省のムーサヴィー報道官
イラン外務省のムーサヴィー報道官が、アメリカと中国による貿易戦争を非難し、中国に対するアメリカのこうした行動をある種の経済テロだとしました。
ムーサヴィー報道官は3日月曜、記者団に対し、「アメリカと中国の貿易戦争は、この数ヶ月間に最も重要な国際問題となっているとともに、メッセージ的で様々な側面を有しており、この両国の二国間関係のレベルを超えたものに発展する可能性がある」と語っています。
また、「複数の統計や分析から、アメリカと中国の貿易戦争により今後2年間に、世界の国内総生産が6000億ドル減少する可能性があり、またこのことにより世界レベルで生活水準が下がり、福祉の減少や貧困の拡大を招くことになる」と述べました。
さらに、国際合意としての核合意離脱による、緊張や危機を助長するアメリカ政府の行動にも触れ、「他国に法外な費用を押し付けることで、自らの地位安泰を図ろうという、アメリカの工作の失敗は目に見えている」としています。
ムーサヴィー報道官はまた、「国際的なプロセスに関するアメリカ政府のやり方に、抜本的な見直しが必要だ」と強調しました。
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