イラン大統領「イランは世界の他の地域へのテロの拡散を防いできた」
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ローハーニー大統領
イランのローハーニー大統領が、シリアとイラクでのタクフィリー派によるテロへの対策に果たしたイランの役割を指摘し、イランが世界の他の地域へのテロの拡散を防いでいると強調しました。
ローハーニー大統領は15日土曜朝、タジキスタンのドゥシャンベで開催された第5回アジア相互協力信頼醸成措置会議(CICA)で、「長年にわたるパレスチナ問題は、地域および世界における情勢不安と暴力拡大の最も重要な原因の1つである」と述べました。
そして、ベイトルモガッダス・エルサレムへの米大使館の移転、シリア領ゴラン高原の併合とその主権がイスラエルにあると宣言するなど、アメリカやシオニスト政権の違法措置に対する国際社会の無関心ぶりにより、パレスチナ問題の包括的かつ公正な解決策に達することはこれまで以上に難しくなっていると危機感を表明しました。
また、地域の国々を不安定化させるアメリカの現政権の政策を指摘し、「これらの政策は、地域のすべての国の基本権利である“自身で運命を決定する権利”を侵害している」と語りました。
そして、アメリカの核合意からの一方的な離脱とイランに対する非合法な制裁の再発動を非難し、「イランばかりが一方的に核合意での責務を遵守し続けることはできない。他の国々もこの重要な合意を維持するために自国の責務を実行する必要がある」としました。
ローハーニー大統領は、イランの外交政策は協力、共通の利益を手にするための方策の検討、言い換えれば、双方が勝者となるウィン・ウィン政策に基づいている」と強調しました。
イラン、カザフスタン、アフガニスタン、パキスタン、韓国、中国、ロシア、インド、パレスチナ、モンゴル、キルギス、ウズベキスタン、タジキスタン、アゼルバイジャーン、タイがアジア相互協力信頼醸成措置会議(CICA)のメンバー国です。
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