イラン外相、「シリアが望む限りはシリア駐留を続ける」
(last modified Wed, 30 Oct 2019 09:50:21 GMT )
10月 30, 2019 18:50 Asia/Tokyo
  • 共同記者会見に臨む3外相 左からザリーフ外相、ラブロフ外相、チャブシオール外相
    共同記者会見に臨む3外相 左からザリーフ外相、ラブロフ外相、チャブシオール外相

イランのザリーフ外相が、「わが国とロシアは、シリア政府と国民が望む限りはシリア駐留を継続する」と語りました。

イルナー通信によりますと、ザリーフ外相は29日火曜夜、スイス・ジュネーブでロシアのラブロフ外相、トルコのチャブシオール外相と共同記者会見し、「イランとロシアはシリア政府の要請により同国に駐留している」と述べました。

また、油田の警備・管理を口実とした米軍のシリア駐留を指摘し、「米トランプ大統領は少なくとも、自国の目的には忠実だ」と揶揄しました。

そして、「シリア憲法委員会の結成は、議論を呼ぶプロセスの始まりだ」とし、「憲法委員会に外国の干渉や圧力があってはならない。委員会はシリア人のみのものとし、シリア人だけで議事が進められるべきだ」と語りました。

ラブロフ外相もこの記者会見で、シリア危機の政治的な解決を強調し、「シリアの新憲法委員会の結成は同国民にとって大きな勝利であり成果といえる」と述べました。

また、チャブシオール外相も「トルコはシリアによる領土保全や結束の維持を支持する」とし、シリア難民の帰還が極めて重要だとの見解を表明しました。

第1回シリア憲法委員会は30日、ジュネーブで開催されます。

 

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