イラン統合参謀本部議長、「アルバインはイランとイラクの権威と団結の象徴」
イランのバーゲリー統合参謀本部議長が、アルバインの儀式は自由を求める多くの人々、そしてイラン・イラク両国民のイスラム・革命的な情熱と団結の象徴となった、と語りました。
イルナー通信によりますと、バーゲリー統合参謀本部議長は14日木曜、テヘランでのアルバイン(シーア派3代目イマーム・ホサインの殉教40日忌)の儀式への奉仕を称える式典で、「この儀式は敵の好みには合わない。なぜならば、この儀式には多くのメッセージがこめられており、自由を求める人たちに、アルバインの行進がイスラム教徒の意志と力に根ざしていることを証明しているからだ」と語りました。
そして、アルバインの儀式がイスラム世界のソフトパワーと団結の顕れであることを強調し、「アルバインの儀式はイスラム共同体の偉大な文明を形成するための主要な筋道であり、シーア派やその他のイスラム教徒のさまざまなグループは、ソフトパワーと意味のあるメッセージでこの団結を愛情をもって示していく」と語りました。
また、イランとイラク国民の間に分裂を作りだそうとする覇権主義者の願望に言及し、「盛大なアルバインの儀式は両国国民が団結するきっかけとなっている」と強調しました。
さらに、イラン警察隊のアシュタリー司令官もこの式典で、「今年、アルバインの儀式に参加するため、380万人のイラン人と30万人以上の外国人の巡礼者が、イランの国境を越えイラクに入国した」と語っています。
イスラム暦1441年サファル月20日(2019年10月19日)は、シーア派3代目イマームであるイマームホサインとその教友らがイラク・カルバラーの砂漠で殉教した日から数えて40日目にあたるアルバインの日でした。
今年は、世界中から1800万人以上の巡礼者が、カルバラーにあるシーア派3代目イマームのモスクに巡礼しています。
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