視点; イラン公益評議会議員が見た大統領の訪日
(last modified Sun, 22 Dec 2019 11:18:34 GMT )
12月 22, 2019 20:18 Asia/Tokyo
  • イラン公益評議会のマジード・アンサーリー議員
    イラン公益評議会のマジード・アンサーリー議員

イラン公益評議会のマジード・アンサーリー議員が、ローハーニー大統領による最近の訪日の重要性に触れ、「今回の訪問におけるイランと日本の政府関係者の協議、そしてホルモズ平和構想への安倍総理の支持は、制裁による経済的圧力や地域での緊張の緩和、そして外交による問題解決に向けた大きな一歩だ」と語りました。

アンサーリー議員はインタビューにおいて、「米国の一方的な行動や圧政的な制裁への対抗に向けた、ローハーニー大統領や国の外交機関の努力は賞賛に値する」と高く評価し、「米国の一方的な核合意離脱や、この国際合意内の責務に対する同国の約束違反に照らし、イランは世論の啓蒙や国益の推進のために今回の機会を活かすべきだ」と述べました。

また、「ローハーニー大統領の訪日は、この方向で行われたものだ」とし、「イラン外務省は、国際社会との対話に向けたすべての機会を活用する必要がある」としました。

さらに、米国がイランの孤立化を狙っていることを指摘し、「こうした状況において、イランと各国との2国間の交流はイランの力を示すものだ。EU諸国、中国、ロシアのいずれの国に対してもこの方法を今後も踏襲していくよう、政府に求める」と語りました。

そして、ローハーニー大統領の訪日が成果を挙げるよう期待感を示し、「米国の制裁は一種の経済テロだ」として、強く非難しました。

 

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