イラン革命防衛隊司令官の暗殺
イラン大統領顧問、「アメリカは一度行ったことを繰り返すべきでない」
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アーシェナー顧問
イランのアーシェナー文化・情報担当大統領顧問が、米トランプ大統領がツイッター上でイランの人々に脅しをかけたことを受けて、「たとえアメリカがキリスト教精神に反してイランを脅したとしても、イランは米政府に以前と同じ轍を踏むなと忠告する」と述べました。
アメリカのトランプ大統領は、同国のテロ攻撃によりイランのソレイマーニー司令官が殉教したことについてイラン側が報復を行うと強く表明したことを受け、ツイッター上で、「もしイランがアメリカ人、もしくはアメリカの利益に対し攻撃を行うなら、イランの52地点を(過去のアメリカ大使館占拠事件の人質の数にちなんで)攻撃する」と主張しました。
アーシェナー顧問は5日日曜、ツイッター上において、1979年にテヘランにあるスパイの巣窟(アメリカ大使館)が占拠されアメリカ人52名が拘束された事件について触れ、「イランによって拘束されていた52名のアメリカ人は、最終的に無事帰国した。しかしこの事件は、当時のジミー・カーター大統領の再選を(事件への対応のまずさから)阻むことになった」と語りました。
そして、「もし過去に遡るというなら、1988年7月3日にアメリカ海軍の巡洋艦ヴィンセンスがミサイル攻撃によりイラン航空のエアバス機を撃墜して290人が亡くなった事件の方が、より問題が深く、より犠牲者が多く、より新しい」と述べました。
さらに、「アメリカは、自身の古い世界の中で足踏みし、理不尽な要求を続けていくことは可能だ。しかしその結果、アメリカの権威や選挙の当選を好戦的な博打の中ですってしまうか、妥協を選ばざるをえなくなるだろう」と続けました。
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