視点;米とNATOの詭弁、国際世論が認めるソレイマーニー司令官の正当性
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イランイスラム革命防衛隊ゴッツ部隊のソレイマーニー司令官のテロ暗殺を、一部の西側メディアが支持したことは、西側諸国がテロとの戦いにおいてダブルスタンダードな対応をとり、自らの利益に基づいてテロリズムを定義していることを改めて示しました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
1月 09, 2020 20:56 Asia/Tokyo
  • NATOと米の国旗
    NATOと米の国旗

イランイスラム革命防衛隊ゴッツ部隊のソレイマーニー司令官のテロ暗殺を、一部の西側メディアが支持したことは、西側諸国がテロとの戦いにおいてダブルスタンダードな対応をとり、自らの利益に基づいてテロリズムを定義していることを改めて示しました。

米軍の攻撃で殉教したソレイマーニー司令官は、ヨーロッパの諸都市から西アジアに送り込まれる、シリアやイラクで代理戦争や情勢不安を引き起こしていた、特にテロ組織ISISなどのテロリストらと戦った真の司令官だったと言えます。その結果、西アジア地域のテロリズムは敗北し、情勢不安はヨーロッパに飛び火することは食い止められたのでした。

ヨーロッパ各国の首都で今日、安全や安心を享受できるのは、抵抗の枢軸のリーダーだったソレイマーニー司令官の努力の賜物、それ以外の何ものでもありません。彼は真の戦いによりシリアやイラクでのISISによるテロリズム圏の形成を食い止めたのです。

NATO北大西洋条約機構を初め、西側諸国のダブルスタンダードな対応、日和見主義のもと、様々なテロ組織が地域で代理戦争を開始し、西側諸国や米国の政策という枠組みで大規模な活動を展開するようになりました。

かつては、特にヨーロッパ諸国を初め80カ国以上から戦闘員を募集し、シリアにやすやすと押し寄せたISISやヌスラ戦線、彼らによるテロという悪は終焉し、現在ヨーロッパ諸国の首都には治安と安全が確保されています。ISISがヨーロッパの諸都市を情勢不安に陥れるための計画を有していたにもかかわらず、です。

ここで重要な点は、ソレイマーニー司令官主導の抵抗の枢軸によるテロとの真の戦いのもとに、その治安と安全が実現したということなのです。こうした条件下にもかかわらず、ストルテンベルグNATO事務総長がソレイマーニー司令官の暗殺を支持する発言を行ったことは、国際法を全く尊重しない米政府のテロ行為にお墨付きを与えたことになります。こうした中、特にアフガニスタンで近年においてアメリカやNATOが挙げた成果は、情勢不安やテロリズムの拡大でしかありませんでした。

ムーサヴィー報道官

これに関して、イラン外務省のムーサヴィー報道官は8日水曜夜、ソレイマーニー司令官のテロ暗殺を正当化したストルテンベルグ事務総長の発言を非難し、「NATOは近年、地域や世界の人々に戦争や破壊、情勢不安以外何ももたらしていない」と語ったのです。

米トランプ大統領に歩調を合わせてソレイマーニー司令官の暗殺を正当化するヨーロッパ諸国の首脳たちは、テロとの戦いに輝かしい功績を一切残していません。さらには国際法や人権を自らの利益獲得のための手段とみなしています。西側諸国のこのような政策により、過去20年間でアフガニスタンは戦争や情勢不安、破壊の憂き目に遭遇しているのです。

世界各地でのテロ拡大や情勢不安の元凶となっているのは、特に米国を筆頭に西側諸国の利潤追求的な政策です。国際世論は米国と同盟国の手段的な政策やアプローチが世界各地での情勢不安の要因であることをよく理解しています。

世界の人々が、テロとの真の戦いの司令官だったソレイマーニー司令官の暗殺に反応したことは、米国と同盟国がもはや自らの違法な破壊行為を隠蔽できない事を物語っているのです。

 

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