イラン外相、「欧州は米の関税から逃れるために核合意を売却」
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ザリーフ外相
イランのザリーフ外相が、ツイッター上で米に対するアメリカの追従を痛烈に非難し、「核合意に残留した、いわゆる欧州トロイカの英独仏3カ国は、この国際合意を売却してアメリカのトランプ大統領が賦課する追加関税の回避をはかった」と語りました。
ザリーフ外相は15日水曜、複数のツイートでヨーロッパの行動力のなさと、彼らの核合意遵守に関する主張を痛烈に非難するとともに、「英独仏は、自分たちが今なお、列強が弱小国に一方的な命令を呑ませ、嘘を並べ、自らの責務から逃げていた19世紀の時代に暮らしていると思い込んでいる」と述べています。
このツイートではまた、「アメリカのご機嫌取りのために阿諛追従すると言うヨーロッパの行動は、これから先何の効果もなく、トランプ大統領の欲求をさらに強めるだけである」とされています。
ザリーフ外相はさらに英独仏に対し、「あなた方が子供だった頃に巷に見られたガキ大将どもを思い出してほしい。もし、ご自分の威信や名誉をも売りたいなら、その道を続けられるがよかろう。だが、自分に高い倫理的、法的地位を与えてはいけない。あなた方はそのようなものは持っていない」と警告しました。
また、核合意内の約束履行を主張する英独仏を揶揄し、「イランの石油輸出の完全な封じ込め、イランの銀行取引への制裁とSWIFT制度の停止、欧州企業のイランからの撤退、および、医薬品や食品など制裁対象外の製品すらも売却できない状態は、ヨーロッパが核合意を守っていないことを示す歴然たる証拠である」と語っています。
そして、「ほかにも、ヨーロッパ諸国が核合意を守っていない現状を示す実例として、先ごろの空虚な共同声明の発表、アメリカの国際的な制裁への追従や法律違反、わが国による核合意内の紛争解消システム発動という警告の無視や、全く取引実績のない有名無実な対イラン貿易取引支援機関・INSTEXの設置などがある」と述べました。
ザリーフ外相はこのほかにも、ヨーロッパ諸国に対し「イランは、核合意内の対立解消システムを発動したが、核合意を形骸化させ、アメリカの核合意放棄の悪影響を緩和できず、自らの責務を履行しなかったのはイランではなくヨーロッパである」としています。
英独仏3カ国は14日火曜、国連の対イラン制裁発動につながる可能性のある、核合意内の紛争解消システムを発動しました。
これらの国は、アメリカの核合意離脱後、この合意に定められた自らの責務を履行できていないのみならず、この国際合意を事実上形骸化させています。
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