イラン最高指導者の説教の内容を世界のメディアが大々的に報道
各国メディアが、イランイスラム革命最高指導者ハーメネイー師によるテヘラン金曜礼拝での説教の内容を大々的に報じました。
イランイスラム革命勝利記念日を来月に控えた17日、テヘラン金曜礼拝が市内にあるイマーム・ホメイニー大礼拝所で開催され、数百万人にのぼる市民が参加する中、ハーメネイー師が導師を務め説教を行ないました。
ロシア・スプートニク通信は「イラン最高指導者は金曜礼拝の説教において、同国のイスラム革命防衛隊ゴッツ部隊が国境なき戦士団であると述べた」と報じました。
レバノンのアルマヤーディンテレビは、「ハーメネイー師は、『イラン軍がイラクにある米アルアサド空軍基地をミサイル攻撃した日は、神の日である』とした」と伝えました。
ロイター通信は、イラン核合意に関するハーメネイー師の表明やヨーロッパ諸国に対する批判を取り上げ、「イラン最高指導者は、核問題に関してヨーロッパ側を信用できないとしている」と報じました。
ドイツの週刊誌シュピーゲルも、「ハーメネイー師は、核合意におけるヨーロッパ側への信用について警告を発した」と伝えています。
また、ユーロニュースのインターネットサイトは、「イラン最高指導者は、『イスラム革命防衛隊ゴッツ部隊のソレイマーニー司令官の暗殺が米国の不名誉の源となった』と語った」と伝えました。
AP通信は、『トランプ米大統領はイラン国民への支持を装う道化師』との見出しで最高指導者の表明を引用し、“あなた方はイラン国民を屈服させようとする以上に卑屈な存在だ”と述べたヨーロッパ諸国に対する同師の警告を大きく取り上げました。
米金融情報サイト・ブルームバーグも、ハーメネイー師の説教を掲載し、「トランプ大統領はイラン国民への支持を装う道化師に過ぎない。彼がどれほど自分がイラン国民とともにあるなどと主張しても、彼らは所詮、毒まみれの刃をイラン国民の胸に刺そうとしている」との内容を紹介しました。
米紙ロサンゼルスタイムズも、「米大統領はイラン国民を裏切る道化師」とする導師の言葉を見出しに引用しています。
カタール衛星通信アルジャジーラは、「イラン最高指導者は演説の中で、『アメリカは、イスラム革命防衛隊のソレイマーニー司令官の暗殺により、テロリストとしての自らの本質を露呈した』と述べた」と報じました。
さらに、サウジアラビアのニュースサイト・アルアラビーアは、「米国は戦場においてではなく、臆病にも直接テロを決行、トランプ大統領自らこの暗殺を認めることで、自らがテロリストであることを示した」としたハーメネイー師の言葉を掲載しました。
その他、サウジアラビア紙アッシャルクル・アウサトは、「イラク領内にある米軍基地へのイランのミサイル攻撃は、米国に対する平手打ちだった。神がイランとともにあることを示した」としたハーメネイー師の言葉を伝えています。
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