アメリカがイランのNPT脱退示唆を、「否定的なメッセージ」と表現
1月 22, 2020 17:16 Asia/Tokyo
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イランとアメリカの国旗
アメリカのロバート・ウッド軍縮大使が、イランのNPT核兵器不拡散条約からの脱退の可能性を、「否定的なメッセージ」と表現しました。
ロイター通信によりますと、ウッド軍縮大使は21日火曜、イランがNPT脱退を示唆したことを、「非常に否定的なメッセージ」と表現し、イランが核問題だけでなくミサイル計画の開示についても米国と協議すべきだと主張しました。
国連安全保障理事会が証言する通り、イランは完全な形で核合意を遵守してきました。その一方で米国は2018年5月に同合意を離脱し、一方的にイランに対する制裁を復活させました。
米政府はこの制裁再開に留まらず、核合意を結んだ欧州諸国に対しても圧力を加えました。うち英独仏は先日、制裁再開につながる「紛争解決システム」の発動を発表しました。
イランのザリーフ外相は、欧州諸国が「紛争解決システム」によって制裁につながる協議を安保理に持ち込むのであれば、イラン政府はNPT脱退を検討していくと表明しています。
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