ドキュメンタリー・イラン
南部ペルシャ湾に浮かぶゲシュム島の黄金水の井戸(日本語のナレーション付)
2月 11, 2020 17:12 Asia/Tokyo
今回は、イラン南部ペルシャ湾に浮かぶゲシュム島にある、黄金水の井戸をご紹介してまいりましょう。
地元の人々がこれらの井戸から湧き出る水を黄金と呼んでいる理由は、熱帯地方では水が非常に貴重なものとされているからです。
これらの井戸がそれぞれ隣り合って並んでいる事から、ゲシュム島に非常に興味深い光景を作り出しています。
古い時代においては、ゲシュム島のように熱帯乾燥地帯の人々は、雨水をためておくために井戸を掘り、水を長期間にわたり冷たく清潔な状態で保存していました。
その昔、ゲシュム島にはうるう年でも毎日一つの井戸が使えるように366もの井戸がありました。現在もこれらの井戸のうち、70が島民によって使用されています。
歴史家たちは、これらの井戸の古さは紀元前のアケメネス朝やその後のサーサーン朝の時代にまでさかのぼるとしています。
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