南東部ケルマーン州スィールジャーンの「石の庭」(写真)
(last modified Sat, 22 Feb 2020 09:24:49 GMT )
2月 22, 2020 18:24 Asia/Tokyo
  • スィールジャーンの「石の庭」
    スィールジャーンの「石の庭」

「石の庭」は、イラン南東部ケルマーン州のスィールジャーンにあります。                       

「石の庭」は、ダルヴィーシュ・ハーンと呼ばれる人物によって作られました。彼は1964年にパフラヴィー朝が行った白色革命の農地改革によって、自身のほとんどの土地を手放すことになりました。彼の土地に生えていた樹木は(灌漑に必要な資力を持たない農民の手にわたったため)ほどなくして枯れ、彼を非常に苦しめました。彼はその後、枯れた木々を集めて一か所に植え、庭を作りました。その後さらに、周辺の山から特異な形の石を集め、針金に通して木々の枝に吊り下げました。彼は生涯の最後までこの仕事を続け、こうして石の庭ができあがったのです。

«石の庭»
この庭は、現在スィールジャーンの魅力的な観光地のひとつになっている
庭にはおよそ100本の木々が植えられている
木々に吊り下げられた全ての石には、驚くほど巧みに穴が空けられている
«石の庭»
ダルヴィーシュ・ハーンが写る当時の写真
ダルヴィーシュ・ハーンは聾唖者だったため、自分の意思を簡単に伝えることができなかった
ダルヴィーシュ・ハーンは2007年に世を去った

 

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