イラン国会議長、「インド政府は緊張を平和的に解決すべき」
(last modified Thu, 05 Mar 2020 10:36:42 GMT )
3月 05, 2020 19:36 Asia/Tokyo
  • ラーリージャーニー国会議長
    ラーリージャーニー国会議長

イランのラーリージャーニー国会議長が、インドでイスラム教徒が襲われ死者が出ていることに懸念を示し、緊張を平和的に解決すべく、可能な限りあらゆる努力をするようインド政府に求めました。

イルナー通信によりますと、ラーリージャーニー国会議長は5日木曜、イスラム教徒がインドの文化と社会における一員として同国の発展と拡大に重要な役割を果してきたとして、「インド国籍法改正案に見られる解釈や表現は、同国政府がイスラム教徒に対して制限を設けることを表しており、その点こそが大きな懸念を引き起こすもとになっている」と語りました。

そして、インドには多様な民族、言語、宗派、風習、文化が存在することを強調し、「このような問題が表面化することは、インド文明と文化の精神にそぐわない」と指摘しました。

また、「インドでは、すべての民族や宗派が対話し共生していくことに力をいれる必要がある」としました。

昨年12月11日に可決されたインドの国籍法改正案によりますと、同国に現在居住するバングラデシュ、アフガニスタン、パキスタン3か国の出身者のうち、2015年以前にインドに入国し有効な身分証を持たない者は、インド国籍を取得することができます。しかし、イスラム教徒はこの法律の対象外とされています。

このような状況の中、同国の一部の過激派グループは先日、ニューデリー北東部にあるモスクを破壊し、複数のイスラム教徒居住区をガソリン弾で攻撃しました。

 

ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。

http://youtube.com

https://twitter.com/parstodayj

https://www.instagram.com/parstodayjapanese/

 https://soundcloud.com/user-614960283