世界におけるイランの位置づけ(14);小麦、大麦、米の生産量
3月 14, 2020 21:41 Asia/Tokyo
皆さまは、イランが小麦と大麦の生産量において世界で第15位、米の生産量において第21位であることをご存知でしょうか?
小麦、大麦、米は穀物の一種で、小麦と大麦は寒冷地、米は温暖地で主に生産されています。またこれらの生産量は、世界における一国の経済的独立や発展の度合いを位置づける指標とされています。食糧の確保は、人類にとって飲料水確保に次ぐ第2の問題であり、また、農業は地球上で最も重要視される産業のひとつです。農業生産は収入面だけでなく、国の健康や発展にとっても重要な役割を果しています。
統計によれば、イランでは1979年のイスラム革命以降の40年間で小麦の生産量が3倍に増加しています。イスラム革命以前、小麦や米などの主要農作物の大半が外国から輸入されていたのに対し、現在では国内需要の90%以上を自国で生産しています。FAO国連食糧農業機関の報告では、1978年に2880万トンあまりだったイランの100種類以上の農作物総生産量は、2008年には192%増の8410万4000トンとなり、イランは小麦と大麦の生産量において世界第15位、米の生産量において第21位となっています。
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